思わず引き込まれたことば。
口答えせず、黙って耐え抜いての指導の末、待っているものが「自己主張ができない大人」という現実。感情は死滅寸前。
中学、高校と耐えて、挙句の果てダメ出しされるという不条理。社会人でも同様にいろいろとある。でも今はそういう時代でもなく。アウトプットしていかないと何もしていないと同じと見なされる。そんな時代にどうしたら良いのか?の一つの答えを提示してくれる本です。
頭の中にしまい込んだ「モヤモヤ」をどう処理するのか?一旦、頭から取り出し外部化してこそ整理することができる。
その文書の中に、知らない自分が見えてくる。人は自分のことを客観視できていないという。その文章を俯瞰してはじめて、本当の自分が見えてくる。書くことは自己理解でもある。
さらっと書かれているが、かなり深い話。
外部化して、振り返る。当たり前のようで、出来ていないことが多い。
書く時間を習慣化、振り返る時間を習慣化が大事と思った。
人はやる気があるから行動するのではありません。行動するからやる気が出来るのです
はっとさせられる。
「やる気が出ない!」という中高生に向けて、まずは行動できる環境を提供してあげたい。
手書きをすると達成率が42%上がる。『自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング』(アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ著)という本によると、ドミニカン大学カリフォルニア校で心理学を教えているゲイル・マシューズ教授が、267人の参加者を集めて目標の達成率に関する実験を行ったところ、目標を手書きしたときの達成率と、キーボードでタイプしたときの達成率を比べると、手書きをするだけで達成率が42%も上がることがわかったそうです。
感覚では分かるし、どちらかというと自分もそのタイプ。紙に書くべきことと、電子媒体を使うものを使い分けたら良さそう。
最近、大学生なんかは、iPadにペンを使ってレポート提出などが当たり前の様子。これは手書きの効用は認められているのか?興味深い。
思わず一気読みしてしまいましたが、納得感ある良い本でした。
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