数字を使えば具体的で分かりやすくなるわけではない

2024-11-12T11:00:42Z | 2分で読めます | 更新日時 2024-11-12T11:00:42Z

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数字を使えば具体的で分かりやすくなるわけではない

分かりやすい表現をしようとして、数字を用いたりします。
ところが、使い方を誤ると、逆に抽象度が高くなり、伝わりにくい表現となるようです。

具体と抽象を織り交ぜて、分かりやすく、しかも多くをカバーできる話をしたいものです。

りんごが23個というと、抽象的にりんごがたくさん、というより具体的です。
しかし、何割というような考え方にすると、とたんに抽象度が跳ね上がります。
以下は、数字を使っても抽象度が跳ね上がってしまう例です。

問:1/2と1/3は、どちらが大きいですか?大きい方に◯をつけましょう。

正答率
答えはもちろん「1/2」ところが以下の正答率となっている(1)。

– 小学3年生 17.6%
– 小学4年生 22.4%
– 小学5年生 49.7%

なお、中学2年生の正答率は79.6%。中学2年生のおよそ5人に1人が「1/3」より「1/2」が大きいことを理解していない(2)。

(出典)
慶応義塾大学の今井むつみ教授をリーダーとする有識者チームが、広島県教育委員会の委託を受けて開発した「たつじんテスト」の結果。今井教授は認知科学や発達心理学などを専門とする。

(1) 広島県福山市内の小学3~5年生に出題。対象となった生徒は、各学年150人ずつ、合計450人
(2) 広島県福山市内の公立中学校に通う中学2年生333人に出題

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about me

皆様はじめまして。
今、プログラミング教育が普通に行われていて、普通にPythonとかAIといった言葉が交わされることは喜ばしいことだなぁと感じています。

プログラミングを実際にすることで、もっとこうしたい!と欲が出てきて、いろいろと考えたり、もっと便利にしたい!と思って、世の中のUI/UX/DXのことを理解できたりします。

深さをとことん追求する中で、幅が出て一人ひとりの味が出てくる。
AIに負けない部分は、実はとっても人間らしさだったりします。
本当に必要なことを考えていけたら良いなぁと思っております。