何気なしに、アマゾンプレミアム無料本として読んだナポレオン・ヒル著『悪魔を出し抜け!』。
悪魔との一問一答が掲載されており、数時間引き込まれるように読了した。
1930年代に書かれた「思考は現実化する」は、様々な形で翻訳され、今なお多くのヒントを与えてくれるが、この本はその本質に迫る内容が書かれている。
「常に自分の行動を明確に把握し、中途半端にものを考えたりしないこと。何事も明確に決定していくという習慣をつけること」「明確な目標を持つことは、人間をあらゆる悪行から救う」という。
最近は、日経SYSTEMSを読んでいても、「こんなエンジニアはいらない」などという見出しが登場する。自ら考えない、言われたことをやるだけの時代は、AI技術の普及に伴い完全に終了しそうだ。
中には「学校教育制度を改良するためにすべきことを全部リストアップし、詳細に説明してください」という質問もあり、これが書かれていた当時、1938年に書かれていたことも驚くべき内容。

悪魔を出し抜け! (文庫)
悪魔を出し抜け! (文庫)
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