
基本情報技術者試験が1969年発足以来の「大改訂」、どうなる難易度
2023年4月に「基本情報技術者試験」の制度が変わる。試験制度が始まって以来の大改訂とも言われ、受験者への影響も大きい。改訂による難易度への影響を専門家に聞く。
面白いニュースがあったので少々。
これまで紙による出題の試験では「何となく公平な感じ」だったとは思います。出題者側が良問作りを頑張ってきました。ただしそれには限界があります。今やテクノロジーの力を利用して正確で公平なテストの実現が当然に思います。
たとえばTOEICで普通に使われているCBT(Computer Based Testing)。IRT(項目反応理論 / 項目応答理論: Item Response Theory / Item Latent Theory)に基づいて、CAT(コンピュータ適応型テスト: Computer-Adaptive Testing, Computerized Adaptive Test)として、出題されています。これは、生徒の解答結果に基づき、次の出題が変わり、正確に理解しているのかどうかを正確に判断します。これによって、正確に理解度が測れるというものです。これは良く聞く話ですよね。
毎年、共通テストなどでは試験後に各科目の平均点が出されて、云々となっていますが、こういったのも、そのうち「当時は受験科目に何を選ぶかも含めて戦略を考えて楽しかった」という良い思い出話になりそうです。
学力調査で他の都道府県を圧倒して抜群の成果を残している埼玉県などではこの理論を活用していますし、今後のテストの流れとしては当然の成り行きと思います。今後、テクノロジーが一人ひとりのサポート役として、ますます身近になって支えてくれるのではないかと期待します。
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全国的な学力調査のCBT化検討ワーキンググループ(第2回)議事要旨:文部科学省
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